WordPress専用のレンタルサーバーサービスを立ち上げたわけですが、サービスをこれから続けていくにあたって、何を目指しているのかを少しまとめておきたいと思います。

私自身、会社に所属したり、数名の会社を経営したり、個人事業になってみたりといろいろしながら、今に至っているのですが、IT業界の現状と今後を考えた時に課題を感じることが有ります。それは、個人や企業のスキルアップの方法についてです。

もう少し掘り下げて書いてみます。

Webサイトを例に上げると、旧来Webサイトの多くは以下の様な役割分担で制作されていました。(一人二役などはもちろん有ります)

  • ディレクタ: サイトにどういったものを載せたいかなどをビジネス側の観点に近いところから検討する。
  • デザイナ: サイトのデザイン画や素材を作成する。
  • コーダー: デザインをWebサイトのHTMLへと描き上げる
  • プログラマ: コーダーと一人二役の場合も多いですが、同的に生成される部分をシステム化する。

しかし、昨今では、HTML5やjavascriptにより、より動きのあるWebサイトが構築できるようになってきたため、ディレクタ、デザイナ、コーダー、プログラマの役割が変わってきています。「ビジネス領域」「デザイン」「HTML上での表現」「スクリプトやシステムでの挙動」の全てのノウハウを組み合わせれば、今までに出来なかったより良いサイトが作れるようになってきたわけです。

しかし、これら全ての技術を一人で習得するには非常に多くの事を学ばなければなりません。技術屋である以上、学ぶべきだと思っていますが、それら全てのスキルについて「単独で仕事としてアウトプットできる」レベルになるのを待っていては時間がかかりすぎます。覚える頃には新しい技術が出ている可能性もあるでしょう。

人員が豊富な会社や現場では、それぞれのスキルがある人達が蜜にコミュニケーションを取って、このアウトプットを実現しています。また、スーパーな人は全てを理解して単独で素晴らしいサイトを作り上げています。

では、人員が十分でない(あるいは、システムだけ、デザインだけを行ってきた)会社や現場はどうしていくべきか。

弊社では、会社や個人事業の垣根を超えたOJT体制が作れないかと考えています。

第一歩として、WordPressに特化したレンタルサーバーをはじめました。このサービスのサポートサイトはユーザーとサポート担当者がコミュニケーションを取れる機能が含まれています。この仕組の中に、例えば、デザインを主とする会社の方がWordPressのサイト構築を受注し、どうしてもわからないこと困ったことを、WordPressが得意なプログラマへ質問できるそういった仕組みのプラットフォームを目指せないかと考えています。

セキュリティ上やサイトの守秘義務上、商流上などクリアしなくてはならない問題がまだ残されていますが、次の一歩として、このサービスに、1件あたりを低価格にした、WordPressのサポートチケットの導入を実現できればいいと思いながら、サービスの充実を進めている次第です。